集合住宅ではゴミ置き場を設置するだけで終わりではありません。
入居後も、入居者にはゴミを捨てる日時についての説明、また入居者でない人がゴミを捨ててしまうなど、ゴミ置き場は設置後の管理も非常に重要です。
気を付けるポイントをしっかり抑えて、入居者により良い環境で長く住んでもらえる物件にしていきましょう。
【目次】
ごみトラブル回避には入居前説明が一番のポイントです!
ゴミの分別は地域によって様々な違いがあります。
入居者は色々な地域から引っ越してきます。
引っ越し先の分別方法やルールが違うことに気づかず、以前住んでいた地域と同じやり方を続けているかもしれません。
鍵をもらった後の入居者様は引越しや手続きなど新生活に忙しく、なかなか連絡が取れない方も少なくありません。
ゴミの捨て方は入居者それぞれのマナーの問題ですが、入居者に「知りませんでした」と言わせないためにもしっかりと説明することが重要です。
外国籍の場合は役所で数か国語に対応したパンフレットの用意があります。
【さいたま市中国語版】
https://www.city.saitama.jp/001/006/010/003/p042362_d/fil/gomi_chinese_2020.pdf
※2021年9月現在のものです。最新は各市町村サイトや市役所窓口でもらえます。
その他、さいたま市では英語、韓国語、ポルトガル語、ベトナム語を用意してあります。
実際にゴミ捨てトラブルが起こってしまったら
万全に説明をしていても、いざゴミ捨てトラブルが起こってしまったら・・・
実際に我々が行っている対処法も交えてご紹介いたします。
1.改めて全世帯に①注意文、②ゴミ分別表、③回収日のポスティングを行う。
全世帯にゴミの分別方法やゴミ出しのルールと回収日を「ポスティング」「貼り紙」等で周知しましょう。
2.分別されていないゴミの写真をチラシに掲載して注意文を作成する。
分別をしなかった入居者は自分のゴミだと分かるので効果的です。
3.比較的分別しないのは新規入居者が多い 訪問して直接説明する。
学生さんや新社会人さんはまだまだゴミ出しのルールやマナーを理解できていない方も中にはいらっしゃいます。
直接ご説明ができれば比較的理解頂け改善するケースも多いですが、それでもダメなら親御さんから言ってもらいましょう。
法人契約の場合は会社へ直接状況をご説明し改善してもらうようお伝えします。
一社会人としてのマナーが問われるためかなりの即効性がありますが、その分最終手段として、行う際には最新の注意を払う必要があります。
外国籍の方の場合は、無料の翻訳アプリ等を使って会話や文書作成ができるので活用しましょう。
まとめ
現在、単身、ファミリー層ともに物件の内見時に重視してみる点に
『共用部の綺麗さ、管理が行き届いているか』を重視する方が多くなっています。
ゴミ置場が正しく管理されていれば、起こりがちなトラブルを回避するだけでなく、
入居継続率や入居希望者数のアップにもつながります。
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